今回のインターン期間には、取締役の一誠さんともよく同行したので、番外編ということで、一誠さんが日ごろ会社や気仙沼のために何に取り組んでいるのか、自分なりの視点で書いてみました。
新卒・中途採用の活動
まず、インターン中のある一日には、リクルートの社員さんが東京からアサヤの取材に来社していました。役員は会社の顔ということで、来客の対応も大事な仕事の一つなのだと思います。ご存知の通り、リクルートは採用情報サイトを運営している大手企業ですが、今回は気仙沼全体としてのUターン・Iターンの取組みということで、特集を組んで取材をしていただくことになったそうです。今回の件は人の繋がりあっての話なので、本当に信頼関係って大切なんだなと感じました。
会社見学の受入
また、別の日には、「気仙沼地域留学」といって、気仙沼のことを知ってもらうための観光ツアーがありました。一泊二日の日程で、菅原工業さんという会社とアサヤに触れてもらい、気仙沼の復興・観光を知ろうという企画でした。このツアーは休日に行われたのですが、一誠さんはアサヤの説明をするために休日出勤で対応していました。
初めは、気仙沼の紫商店街の近くにあるco-baというシェアスペースで、アサヤの業務や会社形態についての説明をします。ここでの一誠さんは講師として、アサヤがどのような歴史を歩んできたのか、どんな漁業に関わっているのか、これからの漁業の問題点などを述べていました。漁業のことをもっと知ってもらう活動の一環なんですね。ここに集まった方々は全員漁業をあまり知らなかったので、皆さん興味深く聞いていました。
次に、アサヤの気仙沼本社に移動して、メインイベントの倉庫見学です!いつの間にか倉庫にスピーカーが設置され、音楽が流れていたのにはビックリしましたが、ツアーに参加したお客さんは漁具という見慣れないものに興味津々でした。内容としては、鉄板ネタとなっているタコ籠の説明、カキ養殖で使うオイスターバスケットの説明など。途中で急に自分にも説明が振られてお話ししたんですが、自分も少しは説明できるようになったなと嬉しかったです。漁具というのはあまりメジャーな存在ではないですが、皆さんにもその魅力が十分に伝わって、満足して帰ってもらえたのかなと思いました。
社員さんとの個人面談
さて、社員さんとの相互理解も一誠さんの重要な仕事です。3月から4月にかけて、一誠さんは全社員さんと個人面談を行っていました。実は、これまでのアサヤで初めての試みだったそうです。自分なりの考えでは、これは会社にとって一番必要なことなのかもしれないと思っています。
アサヤでは、ほとんどの社員さんが学校を出てからずっと長年勤めています。なので、社員さんそれぞれが自分の中に会社に対する熱いものを持っているんです。そういった社員さんの考えや思いを聞いて、それらをまとめて新しい案を導き出すことで、会社はもっといい方向に向かっていくのではないでしょうか。正直、一人一人の意見を聞いて、それらを100%実現するのは不可能だと思うのですが、50%でも改善していければ、必ず会社にとっては良い結果になります!だから、個人面談は絶対に必要な活動だと思います。
気仙沼の観光振興
最後に紹介するのは、気仙沼の観光に関わるお仕事です。一誠さんは気仙沼市が行っている「しごと場・あそび場 ちょいのぞき」という企画の中で、アサヤの倉庫見学ツアーを開催しています。この活動は、地元の子供たちや観光で遠くからくる方々に、少しでも漁業というものを知ってもらいたい、という目的で行っています。今回は関係者向けのモニターツアーの会議があり、自分もそこに参加させてもらいました。アサヤの顔としてこういった会議に参加していくことで、新しい人との繋がりが生まれたり、もしかしたら何か商品が売れたりするのかもな~、と感じました。
最後に
一誠さんは今後、会社の顔になる人だと思いますが、会社を引っ張って行く上で、いろいろな業務に取り組んでいるんだなと感じました。漁師さんに漁具を届ける業務はされていないのですが、これからの漁業のことを考えながら、いろいろな繋がりを広げているのかなと思います。こういった活動も今後、気仙沼やアサヤのためになるんではないかと僕は感じました。一誠さんも会社のことを強く思っている一人なんだ、ということが感じられたので良かったです。
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