アサヤの経営理念についてご説明します。各条文をクリックすると、より詳しい説明へと移動します。
漁民の利益につながる、よい漁具を
三陸の漁業に貢献することこそが、アサヤの仕事の本質。
たとえ、他の業者が諦めたとしても、アサヤだけは最後まで諦めずに、三陸の漁業を守る。
アサヤは1850年創業の漁具屋で、三陸全域を商圏としています。
代々、「漁民の利益につながる、よい漁具を」の理念を守り、
漁業家の役に立つ資材や機械を提供してきました。
アサヤの歴史は、三陸の漁業への貢献の歴史です。
釣糸を作るための麻の買い付けから始まった商売は、
時代とともに釣針、ロープ、網、カゴ、樹脂製品、機械と遷り変わってきましたが、
本質は創業以来一貫して変わりません。
漁業家の話を親身になって聞き、どうすれば役に立てるかを真剣に考える。
様々な関係者を巻込み、漁業家のために一所懸命に行動する。
漁業家に貢献して喜んでもらえれば、仕事に張り合いが出てさらにのめり込める。
三陸の漁業に貢献することこそが、アサヤの仕事の本質なのです。
漁業家を取り巻く環境がどれだけ厳しくなっても、アサヤはこの姿勢を貫き通します。
たとえ、他の業者が諦めたとしても、アサヤだけは最後まで諦めずに、三陸の漁業を守ります。
三陸の漁業家にとっての真のパートナー、それがアサヤの目指す姿です。
社員が主役になれる仕事
アサヤの仕事の主役は社員。
主役が貴重な人生を費やす仕事なのだから、楽しさと充実感がなくてはならない。
「好き」で「得意」で「裁量」があって「評価」される仕事を作り、
皆で力を合わせて頑張って、頑張った分だけ報われる会社を目指す。
アサヤにとって最も重要な資産は社員です。アサヤが商売を続けられるのは、
お客様に一所懸命に貢献しようと頑張る社員がいるからです。
アサヤの仕事の主役は社員なのです。
社員が主役であるならば、社員が仕事を通じて最も輝かなくてはなりません。
仕事は人生の大半を費やす活動です。ただ単に自分の時間を切り売りして給与と交換する、
そんな食い扶持を稼ぐだけの寂しい仕事では、貴重な人生を費やすだけの価値がありません。
仕事をすること自体が楽しくて、仕事をすることで人生が充実する。
アサヤはそんな仕事を提供できる会社を目指します。
では、楽しさと充実感のある仕事には何が必要でしょうか。
第一に、自分が取り組む仕事を「好き」であることです。
仕事が好きであれば、仕事をすること自体が楽しいし、
創意工夫が働くので良い結果が出るし、一所懸命に学ぶので成長します。
第二に、仕事で自分の「得意」なことが活かせることです。
得意なことが活かせれば、人より苦労せずに結果が出せるし、
お客様に喜んでもらえて嬉しいし、仕事をさらに好きになります。
第三に、自分で考えて行動できる「裁量」があることです。
言われた通りに仕事をするだけでは楽しさも充実感もありません。
どうすればもっと喜んでもらえるか、どうすればもっと楽になるか、
常に考えながら新しい工夫を積み重ねることが大切です。
第四に、自分の仕事が「評価」されることです。
誰にも喜んでもらえない仕事には楽しさも充実感もありません。
相手の期待をきちんと知り、期待を満たせるように改善を積み重ね、
心から相手に喜ばれる仕事をすることが大切です。
そんな楽しさと充実感のある仕事を通じて、アサヤはより多くのお客様に価値を届け、
より多くの対価を受け取り、社員の生活をより豊かにすることを目指します。
会社の規模を大きくしたり、多くの利益を残したりするよりも、
皆で力を合わせて頑張って、頑張った分だけ報われる会社でありたいのです。
会社一丸となって、夢と希望を共有して、全力で邁進する。
アサヤはそんな活力のある会社を目指します。
三方よしの三百年企業
アサヤの創業は1850年。2050年には創業二百年、頑張れば三百年企業も夢じゃない。
そのためには、社員が楽しく働き、お客様に喜ばれ、地域にも貢献する、「三方よし」が大切。
地域の模範となる行動を心がけ、「信頼」という財産を遺す。
アサヤは2015年に創業165年を迎えました。
今後もお客様に価値を届け続けることが出来たのなら、
2050年には創業200年を迎えることができます。
そして、次の世代、その次の世代とバトンを引き継いでいくことが出来れば、
2150年には創業300年を迎えることができるでしょう。
そのためには、お客様と社員に加えて、
もう一つ大事にすべき存在があります。それは地域です。
近江商人の「三方よし」という言葉の通り、
「売り手よし、買い手よし、世間よし」のバランスを取ることで、
会社は永く継続していくことができます。
では、アサヤが地域に対してできる貢献とは何でしょうか。
最も大切なのは社員の日々の行動です。
近所の人達に気持ちのよい挨拶をする。草刈りや雪かきなどを進んで行う。
地域の行事のお手伝いをする。子ども達やお年寄りの面倒を見る。
地域の模範となるような行動が一番の地域貢献なのです。
その積み重ねの結果として、
アサヤの人はとても立派だ、アサヤの人に頼めば間違いない、
アサヤの言うことなら信頼できる、自分の子供もアサヤで働かせたい、
アサヤの活動を応援したい、といった信頼を獲得することは、
次の世代に引き継ぐことができる無形の財産となるでしょう。
社員が楽しく働き、お客様に喜ばれ、地域にも貢献する。
アサヤはそんな「三方よし」の企業であり続けることを目指します。