9月16日(水)の読売新聞で、観光の取組みを紹介されました



皆さま、こんにちは。シルバーウィーク、いかがお過ごしでしょうか。
先週の気仙沼は大雨続きでしたが、連休は気持ちの良い晴れ間が続いていますね。

さて、今月5日に「ば!ば!ば!フェスティバル」で市民の方を受入させていただきましたが、
その時の様子を読売新聞さんに取り上げていただきました(9月16日、宮城版の地域面)。
ウェブ版でも記事が公開されているようですので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

漁具屋 帰ってきた跡取り(9月 気仙沼港) : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

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ちなみに、アサヤでは最近、こういった受入に積極的に取組んでいます。

10日には東京のテレビ局のTBSさんの受入で、新入社員の方に会社見学をしていただき、
13日は気仙沼JC主催の「キッズワークタウン」で、小学生にロープワーク体験をしてもらいました。

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また、今週末26日には、気仙沼市雇用創造協議会さんのご支援で、
「漁具屋七代目が教える震災と漁業と漁具アクセサリー」と題して、
観光商品化のためのモニターツアーを開催させていただく予定です。

「漁具屋七代目が教える震災と漁業と漁具アクセサリー」 モニターツアー情報|気仙沼雇用創造協議会

 

アサヤの本業は「漁業家のお手伝い」ですから、一見、本流と外れるように見えますが、
私自身は、実は漁業や地域に大きく貢献できる可能性があるのでは、と考えていて、
真面目に事業として取り組んでいけるように、建付けていくつもりでいます。

せっかくの機会なので、ちょっと理由を整理して書いてみたいと思います。

1. 漁師さんになりたい人を増やす

今、全国的に漁師さんの人口減少が問題になっています。
2003年には23.8万人いたのが、2013年には18.1万人と5万人も減ってしまいました。

漁師さんの高齢化も進んできているので、新しい担い手が必要なのですが、
そもそも漁業に接したことがなく、仕事の選択肢に入っていない人が大半です。

そこで、アサヤが提供するコンテンツが、漁業を体験する入門の役割を果たせれば、
地元の子供たちが漁師さんを目指す可能性も上がるのでは、と考えています。

2. 三陸の海の幸のファンを増やす

仮に仕事として漁師になるところまでいかなくても、漁業の面白さを知れば、
三陸の海の幸に特別な思い入れを持ってくれるに違いありません。

実際、漁師さんと一緒に船に乗って、ホタテ養殖の様子を見学した後に、
自分で洗って焼いて食べたホタテは本当に格別の味がしました。
こうして三陸の海の幸を好きになってくれれば、漁師さんの収入にはプラスに働きます。

3. 観光客に気仙沼を好きになってもらう

気仙沼と言えば、フカヒレ、マグロ、サンマ、メカジキといった魚や、
リアス式海岸の海のイメージが強い街だと思います。

ただ、地元と繋がりのない人が観光で訪れた場合、
漁業を体験できるようなコンテンツはあまり整備されておらず、
せっかく来てくれた人の期待に応えられていないのが現状です。

アサヤの力だけではなく、漁師さんと協力して観光コンテンツを揃えられれば、
気仙沼に来た観光客の人達に忘れられない思い出作りが提供できると思います。
そうなれば、また1年後、2年後に遊びに来てくれる可能性も高まります。

4. 漁師さんの収入を増やす

あくまで本業の妨げにならない範囲での話ですが、
観光客が漁業を体験できるようなコンテンツが根付いていけば、
漁師さんにとっても副業として収入が見込めるようになります。

5. 社員さんの人材育成にも繋がる

人に教えることで理解は深まり、理解が浅かった点も浮き彫りになります。
観光客に漁業のことを説明することは、社員さんの営業力向上にも繋がります。

 

・・・と、いろいろ書きましたが、何よりも今、気仙沼は観光に取り組む人が増えていて、
外部から復興支援で入ってきている方など、様々なところから力が集まっているので、
せっかくなら流れに乗って新しいことを始めてみよう、というのが一番の思いです。

様々な方と協力しながら、取り組んでいきたいと思っていますので、
何かご相談・ご助言がありましたら、是非、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。